2011年5月20日金曜日

パーソナルからパブリック機器へ変化するタブレット端末

文教関連施設でのシステムソリューションが活性化する兆し
iPad2は既に個人用のエンターテイメント端末ではなくなる、という話が出てきた。米カリフォルニア州のモンテビスタ高校では、今後12年以内に新しい司書システムの構築を行う予定であり、図書館及び教育全般でiPadを利用する計画だ。例えば生徒が図書館から図書を借りるようにiPadで本を読み、教育動画などが視聴できるシステムを整備する。日本でも医療業界向けにiPadを利用したシステムソリューションを構築する動きも出てきている。
(画像Source; Apple)


サンダーボルト採用の疑問

米インテルによって開発された高速入出力デバイス「サンダーボルト」が米アップルに採用されMacBook Proに搭載されている。1秒につき最大10ギガバイトまでのデータを転送できるもので、機器間の高速データ通信を行うことを目的として快適な動画視聴、共有化を可能にする。しかし、このサンダーボルト規格デバイスは、従来のUSBとは形状が異なる上、価格が高価でおおよそ「8,000円」する代物だ。1品でここまで高価なデバイスを搭載し、形状を変え既存製品との互換性を無視する必要があるのか疑問だが、業界大手の採用と、価格が下がれば需給バランスによって単純に普及が進む。ただし1,0002,000円程度にまで下げないと普及しないであろうと考えられる。サンダーボルトという部品1つを2,000円と仮定して、ビルオブマテリアル(BOM)で検証してみても、相対的に他の部品よりも高価であり、その存在感に目を引いてしまう。外付けハードディスクドライブ(HDD)に動画などを保存しようとしても、そのHDDと同程度の価格では理に合わないものと感じる。(HDD8,000円というと1テラバイト以上の容量のものが購入できる。)
また、USB2.0では既製の高速伝送ケーブル「サンダーバード」が2,000円前後、USB3.0「ファイヤーワイヤー」も2,000円前後と、現行価格のサンダーボルトとは比にならない。
 iPad2にはUSB端子がない。これは動画や音楽などをiTunes経由でダウンロードさせるクラウド化戦略を示唆している。しかしコンテンツを他所経由でダウンロードする不合理さと、自ら撮影した動画もアップロードしなければならない不自由さが生じてしまう事になる。


Thunderbolt画像; 米Intel Corp.

 iPadの販売量は多く、まだまだトップシェアを独走しているが、コンテンツ・ファイルの管理をどう整理するのか、無数にリリースされている他のアンドロイド端末であれば、ファイル転送の懸念はない点で、当面はiPadの販売量とその他タブレット端末とが同じ販売量にまで拡大してくるものと考えられる。


日本国内のタブレット端末ブランドシェアは、アップル一色であったが、2011年3月からNECライフタッチが急浮上。
フランスでは東芝フリオ、マルチピックス社のサーフォンが健闘。
イギリスではディスゴ社のタブレット6000、ストレージオプションズ社のスクロール、ドイツでは、ジェイテック社の9001ジェイブック、ヴィータブ社のヴィータブという無名ブランドがアップルに対抗する構図となっている。




(データ出処; 各国有名小売店取材調査)

by秋山尊謙

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